なぜ私は Amazon Flex を辞めたのか？“5つの限界”現役配達員が語る【2025年最新版】
haitatsuboy
Amazon Flex(アマゾンフレックス)を実際に半年〜1年ほど続けた私が、
なぜ「辞める」と決めたのか――
リアルな体験を5つのポイントに絞って解説します。
これから登録しようと考えている人は、始める前にぜひ読んでください。
目次
- なぜ私は Amazonフレックスを辞めたのか（要点）
- 拘束時間が長すぎる
- 単価は慣れると悪化する
- 待機時間がつらい
- 地域差と駐禁リスク
- ガソリン代・経費の圧迫
- 登録の手順と注意点（具体的）
- 辞める前に試すべき対策と効率化のコツ
- 辞めたあと私が選んだ道（体験談）
- まとめ：始める前に必ずチェックすべきこと
なぜ私は Amazonフレックスを辞めたのか（要点）
結論から言うと、
私が辞めた理由は主に
「拘束時間」
「単価の悪化」
「待機時間」
「地域差による手間」
「燃料・経費の増加」の5点でした。
以下はそれぞれの具体的体験と数字を交えた説明です。
拘束時間が長すぎる
具体的な状況
「2万円を稼ごう」と思うと、
実際は朝から夜まで稼働する必要がありました。
ブロックの合間に小休憩が入るため、
体感的には“終日縛られる”感覚です。
朝9時から22時までで、実働は9時間〜13時間になることも。
体験談
私の場合、平日フルで稼ごうとすると、
家に帰って何もできない日が続きます。
副業のつもりで始めても、気づけば本業に影響が出ることがありました。
CHECK
拘束時間を短くしたい場合：短時間ブロック（1〜2時間）を狙うか、
週末のみ稼働する運用に切り替えるのが現実的。
ただしブロック争奪は激しい。
単価は初期と比べて悪化する
具体的な状況
最初は渡される個数が少なく、
一件あたりの単価が高く感じられましたが、
慣れてくるとブロック毎の荷物が増え大量に渡されることが多くなり、
Amazon Hubの単価換算で見るとどんどん単価が低くなります。
個数に応じて報酬を貰えるAmazon Hubの単価や収入を知りたい方はこちら↓
Amazon Hub配達員の収入・単価を徹底解説｜1日いくら稼げる？働き方のリアルも紹介【2025年最新版】
数字で見るイメージ
例：ブロック3時間60個で6,000円（時間給） →
実際に配達個数が増えると一個当たり換算130円で考えると
約7,800円程度に上がる（個数報酬）ケースを経験しました（交通状況や待機含む）。
単価改善のヒント：
効率よく回せるルートや、個数よりも距離バランスを考えたブロック選びが重要です。
待機時間が長い
どの時間帯がつらいか
午前と午後の中途半端な時間帯にブロックの空きが発生し、
待機が発生します。
時間指定のブロックではその“空き時間”が体感的に苦痛になります。
体験談
待機中は時間まで車内でただ待つことが多く、
仕事の密度が薄くなると「時間あたり賃金」が急落します。
スマホで仮眠するにも環境が悪いことがあるため、精神的な疲労も増します。
毎回違う土地・駐禁リスク
地域差の問題
毎回違う土地を担当することがあり、
土地勘のないエリアでは配達に時間がかかることがあります。
駅前エリアに当たると駐車スペースが確保できず、違反リスク（駐禁）が上昇します。
体験談
ある日、駅前のビル配達で駐車できず時間を浪費。
結果的に「1件当たりの時間」が増え、
該当ブロックの効率が大幅に下がりました。
倉庫距離とガソリン代で稼ぎが目減り
具体的な状況
倉庫（ステーション）までの距離や配達先の散らばり具合によって、
ガソリン代や走行距離が増えます。
特に地方や遠距離配達が多い日は燃料費が利益を大きく食います。
体験談
遠距離ステーションに振られた週は、
燃料代だけで1日数千円増え、
最終的に手取りが目減りしました。
登録の手順と注意点（具体的）
ここでは、これから登録しようとする人向けに最低限押さえるべき手順と注意点をまとめます。
※手順はおおまかな流れです（地域や時期によって細部が変わる可能性があります）。
登録の基本的な流れ（概略）
- 公式サイトからアカウント登録（メールアドレス/電話番号）
- 運転免許証や車検証のアップロード等、本人確認書類の提出
- バックグラウンドチェックやオンライン説明を受ける（必要な場合）
- 配達用アプリのインストールと初期設定
- 稼働可能なブロックの取得（ブロック争奪が発生）
重要な注意点（必ず確認）
- 保険と経費：任意保険の補償内容や、自賠責だけでは足りない場合がある。配達中の事故・補償は要確認。
- 車両条件：軽自動車、地域や荷量で適性が変わる。
- 税金・確定申告：副業でまとまった収入が出ると確定申告が必要。経費（ガソリン・消耗品）はしっかり管理する。
- アカウント停止リスク：顧客クレームや遅延、規約違反はアカウント停止につながる可能性がある。
Amazon FlexとAmazon Hubの違いを知りたい方はこちら↓
Amazon FlexとAmazon Hubの違いを徹底解説｜配達スタイル・単価・報酬・自由度を比較
辞める前に試すべき対策と効率化のコツ
短期で改善を試す3つの方法
- ブロック選びの最適化：個数が多すぎるブロックは避ける。移動距離と個数のバランスを考える。
- 時間帯調整：待機が少ない時間帯（ピーク）だけ働く運用を試す。
- 配達ツールの活用：ナビアプリや駐車場アプリを活用して停めやすい場所を事前に把握する。
コスト削減の工夫
- ガソリン代：燃費の良いルートを意識、急発進を避ける
- 光熱費や駐車代など、領収書は必ず保管して経費に計上
辞めたあと私が選んだ道（体験談）
私はAmazonフレックスを辞め、
いくつかの配達サービスを掛け持ちする方法に切り替えました。
理由は「単価の波を分散できる」からです。
具体的には出前系（注文数が安定している時間帯）を中心にし、
遠距離や待機が多いブロックは避けるようにしています。
結果として、拘束時間を減らしながら収入の安定化を図れました。
ただし、複数サービスの掛け持ちはアプリ管理が増えるので手間は増えます。
まとめ：始める前に必ずチェックすべきこと
- 長時間拘束を許容できるか（家族や本業への影響）
- 単価と配達個数のバランスを理解しているか
- 待機時間・駐禁リスク・燃料費を計算に入れているか
- 保険・税金・アカウント規約を確認済みか
Amazonフレックスは「自由と引き換えに厳しさがある」仕事だと私は感じました。
始める前に小さく試してみて、
自分に合う運用（短時間・週末のみ・複数サービスの掛け持ちなど）を見つけるのがおすすめです。
