【確定申告で損してるかも?】配達員が見落としがちな経費5選|知らないと数万円損する可能性も!

出前館やUber Eats、Amazon Flexなどで働く個人事業主にとって、

「経費の計上」は確定申告の大切なポイント。

しかし実際は、「なんとなくしか経費を付けていない」「明細を取っていなかった」

という方も多いのではないでしょうか?

この記事では、実際にフードデリバリーで働く筆者の体験をもとに、

配達員が見落としがちな経費5選をわかりやすく解説します。

記事の最後には、確定申告の準備をスムーズに進める手順も紹介しています。

フードデリバリー配達員が領収書を整理して確定申告の準備をしている様子
知らなきゃ損!確定申告で差がつく経費のコツ5選

目次


① スマホ通信費・モバイルバッテリー

配達員にとって、スマホは仕事の命。

地図確認・配達アプリ・顧客連絡など、常に稼働しています。

そのため、通信費や周辺機器も経費として計上できます。

経費になる例

  • スマホの月額料金(業務利用割合で按分)
  • モバイルバッテリー・充電ケーブル代
  • スマホホルダー・防水ケースなど

体験談

筆者の場合、スマホは仕事で1日5〜6時間使用しており、プライベート利用は2〜3割ほど。

そのため通信費の70%を経費計上しました。

このように「仕事と私用の割合」を自分で決め、根拠を残しておくのがポイントです。


② バイク・自転車の修理・部品代

移動手段に関する費用も重要な経費です。

特に、整備や消耗品は見落としがち。

経費になる例

  • タイヤ・ブレーキパッド・チェーンの交換
  • オイル交換や整備費
  • ライト・反射板などの安全用品

注意点

プライベートでも使用している場合は、配達で使った割合分だけを経費にします。

たとえば1日8時間のうち6時間が配達なら、6/8=75%を経費計上するイメージです。


③ 配達バッグや保温グッズ

配達時に欠かせないバッグや保温・保冷グッズも立派な経費です。

経費になる例

  • Uber Eats・出前館公式バッグ
  • 保温シート・仕切り・ドリンクホルダー
  • レインウェア・防寒手袋など

体験談

冬場に保温シートを導入したところ、スープ類のこぼれが激減しました。

クレーム対応の手間も減り、結果的に稼働効率もアップ。

「仕事を快適にするための備品」は経費として認められやすいです。

自転車で配達する配達員が税金計算をしているイメージ画像
年収ごとの税金負担をわかりやすく解説。確定申告前に必読のシミュレーション。

④ 駐車場代・ガソリン代

意外と忘れやすいのが移動中の費用。

配達時に発生した駐車場代やガソリン代は経費対象です。

経費になる例

  • コインパーキング代(店舗受取・配達時)
  • ガソリン・軽油・オイル代
  • ETC料金(業務利用分のみ)

ポイント

領収書を必ずもらい、メモ欄に「〇〇配達時」など用途を書くと後から整理しやすいです。

ガソリン代はレシートの合計から「月の走行距離×業務利用割合」で算出するのが一般的です。


⑤ サブスク・アプリ使用料

配達員は意外と多くのアプリやツールを使っています。

中でも「月額課金しているもの」は立派な経費になることがあります。

経費になる例

  • マップ・天気アプリの有料プラン
  • クラウド会計ソフト(freee、マネーフォワードなど)
  • 音楽サブスク(業務中BGMとして使用する場合)
 「確定申告書と領収書をまとめる出前館・Uber Eats配達員の手元」
 「領収書をまとめておけば、確定申告は怖くない。配達員の経費を正しく計上しよう。」

体験談

筆者は確定申告用に「マネーフォワードクラウド」を契約しています。

年間1万円ほどかかりますが、仕訳が自動化され、申告作業が数時間で完了。

これは経費として計上しながら時間も節約できるので非常におすすめです。


確定申告で経費を正しく申請する手順

  1. レシート・領収書を保管する
    → 100円ショップのファイルで月別に整理しておくと◎
  2. 家計簿アプリ・会計ソフトに入力
    → freeeやマネーフォワードなら自動仕訳が便利
  3. 業務割合を設定する
    → スマホ代・車両費などは按分(例:業務70%)
  4. e-Taxまたは紙で申告
    → e-Taxなら控除額も自動反映され便利

申告の準備を早めに始めるだけで、3月のバタバタが一気に減ります。


経費計上の注意点

  • 領収書がない支出は「出金伝票」にメモを残す
  • プライベート利用分を含めない
  • 嘘の申告は税務調査のリスクあり

「多少多めに入れてもバレない」は大きな誤解です。

正しく計上することが、結果的に一番の節税になります。


まとめ|経費を見直すだけで年数万円の節税に!

配達員の経費は、一つひとつは小さくても積み重ねると年間で数万円〜十数万円の差が出ます。

特に「スマホ」「車両」「アプリ」は、忘れやすい定番経費です。

この記事を参考に、あなたの経費をもう一度チェックしてみてください。

早めの準備が、確定申告シーズンを楽に乗り切るコツです。

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